はじめまして。FOM GALLERYは、オンライン限定で販売をおこなっているセレクトショップです。古いものを見つけてきて、かっこよく仕立て直して販売するのが他のショップとは少し違うところです。
今回は、R形状が特徴的な大型のアンティークのショーケースを仕入れたので、レストアをおこないました。無垢の木のフレームに、片側曲面ガラスの珍しいタイプ。これはとても素敵な仕上がりになるのではとワクワクしながら作業開始。まずは、レストア前の写真。
![](https://fom-gallery.com/wp-content/uploads/2021/08/showcase4_process1_2000-1024x1024.jpg)
濃い艶色の塗装がところどころ剥がれています。奥のガラスは割れていました。土台は表面の状態が悪かったため、前オーナーが黒に塗装し直したとのこと。
![](https://fom-gallery.com/wp-content/uploads/2021/08/showcase4_process2_2000-1024x1024.jpg)
天板のガラスの接着面がぼろぼろなので、これも新しいものに交換します。緑も渋いですが、レトロというよりシックな雰囲気が好みなので、目立たない無色のものにしたいと思います。
![](https://fom-gallery.com/wp-content/uploads/2021/08/showcase4_process3_2000-1024x1024.jpg)
鉄製の蝶番やマイナスビスなどの金物はヤレているくらいがかっこいいので、このままを採用。割れている面のガラスは、他の面と違和感無いあたらしいものを探して作ってもらい、はめ込みます。
![](https://fom-gallery.com/wp-content/uploads/2021/08/showcase4_process4_2000-1024x1024.jpg)
表面をすべて削り落としたので木肌チェック。ここで、どんな仕上げにするか考えます。無垢材の場合はそのままの木肌を活かして仕上げをすることがほとんどですが、合板の箇所もあり色の違いが目立つため、 今回はほんのり着色のあるオイルフィニッシュにすることにします。
![](https://fom-gallery.com/wp-content/uploads/2021/08/showcase4_process5_2000-1024x1024.jpg)
足回りの合板は痛んでいたので剥がします。棒材を角を落としてカット、リブを作ってオリジナル仕上げです。仕上がりは、、、、
![](https://fom-gallery.com/wp-content/uploads/2021/08/showcase4_2000_1-1024x1024.jpg)
ものすごく雰囲気のあるショーケースになりました。木目を見せつつ、落ち着いた赤味のある茶色のオイルで仕上げています。
![](https://fom-gallery.com/wp-content/uploads/2021/08/showcase4_2000_12-1024x1024.jpg)
天板の接着部が透明になっていい感じの接合部が露出。
![](https://fom-gallery.com/wp-content/uploads/2021/08/showcase4_2000_13-1024x1024.jpg)
足回りも引き締まりました。
![](https://fom-gallery.com/wp-content/uploads/2021/08/showcase4_2000_6-1024x1024.jpg)
右側に扉が上下ついており、ここからディスプレイを入れます。
![](https://fom-gallery.com/wp-content/uploads/2021/08/showcase4_2000_14-1024x1024.jpg)
棚が6段あるので、本やオブジェはもちろん、シャツやアクセサリーのディスプレイ用にも。棚受けはビスで留まっているので、ディスプレイするものが大きい場合も棚幅を変えるカスタムもできます。
商品ページはこちら。